休みを利用して、まとめようとしていた事件に手をだしたのはよいが、悪い癖で、どんどん深みにはまっていく。

そもそもフランスの刑法自体がよくわからん。

juge d'instructionは昔読んだアルセーヌルパンもので、予審判事とか訳されていたのを覚えているが、あとはなんのことやら。

ぐぐってみたら、「フランスの裁判制度 - 立命館大学」という論文がPDF化されていた。

読まなくてはならぬ。

 

とりあえず、今持っているイメージをまとめよう。刑法(code penal)に限定。

 

●立件のイメージ

日本では、警察が捜査・判断し、検察に送付する

フランスでは、予審判事(juge d'instruction)が立件できるかどうかを独自の権力で捜査・判断し、裁判所に送る

 

●裁判のイメージ

日本では、      

      被告 弁護士

裁判官     vs

陪審員) 原告(国) 検事

 

フランスだと

      被告(加害者) 被告側弁護士

裁判官     vs

陪審員            原告(被害者) 市民側弁護士

 

でいいんだろうか?

 

 

garde a vueはどうやら「警察監置」と訳すようだ。

「予備拘禁」とか訳しちゃってるし、どうしよう。

しかし、gendarme とpoliceは違う機構だし、どうすればよいのだろう。

gendarme(憲兵隊)が軍隊系の組織でdepartment(群)ごとに組織化されている

police(警察)は捜査系の組織で法務省(ministere de justice)に属している。

・・・・でいいのか?

 

●わからないこと

procureur de la republique   「共和国検事」 とか訳しちゃってるのだが・・

procureur general なんか弁護士がやっていることもあるから、国側の弁護士みたいなイメージ???

avocat de partie civile  

重大院とか棄却院とか。。。

フランスではなぜ裁判が短期間で終わるのか?とか。

陪審員は資料を全部読んでるのだろうか、とか。

Proces Verbal これは普通「検事調書」って訳されているな。Le Clezioの本にあった。

 

・フランスでは予審判事の捜査指揮権が強すぎて、Outrau事件みたいなのがおこっちゃったので、2005年に刑法の一部修正が行われたみたい。